子育てってお金かかりますよね…
そこで学資保険で貯める!という方も多いと思いますがちょっと待ってください。
学資保険を貯金と考えると痛い目にあうでしょう。
私は、25,000円支払っていましたが、ワナに気がつき学資保険を解約した3人の子供を持つ父親です。
この記事では、なぜ学資保険で教育資金を準備すると痛い目にあうのかが書いてあります。
読めば、学資保険は不要であることがわかっていただけるハズです。
毎月の生活費に余裕はないけど、将来のために頑張らなくては!
と、思っている方はぜひ読んでいただきたいです。
なぜ学資保険が不要なのか?
それは学資保険が「ぼったくり投資商品」だからです。
気持ちはわかります。
ですが、学資保険は「貯蓄でも、投資でも、保険とも言い難い」、「学資保険」です。
- リスクのある貯蓄
- 超効率の悪い投資
ドアノック商品
こんなダメなところを詰め合わせた商品です。
順を追って見てみます。
学資保険はリスクのある貯蓄
学資保険は保険という名前がついていますが、本質は貯蓄に近いものです。
私は「はじめのかんぽ」を契約していました。
なんと返戻率が100%を割っていました!
積み立てて戻ってくる額が積み立てたものより低いって…
つまり確実に損をするって事です。
それだったら素直に貯金していたほうがマシです。
これだけ聞くと、
というご意見もあるかも知れませんね。
確かに、私が契約していた商品がダメダメだったのは揺るぎない事実ですが、仮に返戻率が110%だとしても学資保険は解約するべきです。
学資保険は超効率の悪い投資
学資保険の返戻率が110%だったとしても、それは何年間積み立てた結果でしょうか?
お子さんが生まれてから高校を卒業するまで、なんて契約をする方も多いのでは?
そうすると18年積み立てた結果ですね。
18年で110%。
仮に毎月1万円を支払った場合を考えてみます。
18年間支払い合計216万円になったとすると、216万円の110%なので学資保険では20年後に約238万円が満期に受け取れることになります。
利回りは、「増えた金額÷払った金額の合計÷投資年数×100」で計算できますので、
22万円÷216万円÷18年×100となり、利回りは約0.56%です。
貯金していてもほぼゼロに等しい金利に比べればだいぶ良さそうですが、それよりももっと利回りの良い投資に回したほうが良いでしょう。
比較的安全で初心者向けのインデックス投資なら4%くらいは目指せます。
同じ金額を積み立てても、インデックス投資なら20年後には315万円になります。
学資保険 | インデックス投資 | |
---|---|---|
毎月の積立額 | 1万円 | 1万円 |
年利 | 0.56% | 4% |
20年後 | 238万円 | 315万円 |
もうね、インデックス投資の圧勝です。
毎月1万円で考えていますが、これが2万円、3万円となればさらに差は広がります。
投資は怖い!元本割れのリスクが!という方はもう一度考えてみてください。
そもそも、学資保険は完全な貯蓄ではないので元本割れのリスクはありますし、貯金をしているだけだとインフレのリスクもあります。
学資保険は中途半端な商品なのです。
学資保険は保障が薄いドアノック商品
学資保険は保険会社が儲けにくい商品です。
なぜなら、貯蓄に近い性質があるため、ほぼ同じ額を顧客に返さないといけないからです。
ですので、保険会社は学資保険を積極的には売りたがりません。
売りたがらない…つまり、顧客にとっては(若干)得をする可能性もある商品です。
では、なぜ契約してはいけないのか?
- 保障が薄くて保険としては使い物にならない
- ドアノック商品である
この2点です。
保障が薄くて保険としては使い物にならない
学資保険は、保険としての保障が薄すぎます。
もし、被保険者が死亡しても保険金はすぐには支払われません。
被保険者が死亡すると、満期になるまで保険料の払い込みがいらなくなるだけです。
被保険者が死んでしまったとき、必要なのはこれからを生きて行くお金です。
一応、保険を解約すれば解約払戻金が支払われますが、戻ってくる金額は払い込んだ金額より少なくなります。
ならば、貯金しておいた方がマシです。
学資保険はドアノック商品
学資保険はドアノック商品です。
ドアノック商品とは、お客さんに買ってもらいやすい商品を契約し、そこから他の儲かる商品を買ってもらうきっかけにする商品のことです。
そこから、ムダな保険やら、ぼったくりの投資商品を売りつけてきます。
そういう意見もあるかもしれません。
- 貯蓄に近いけど損をすることもある
- ほとんど増えないので投資にはならない
- 保険としても保障が薄く備えにはならない
これなら、『貯蓄』と『生命保険』に入った方がシンプルで効果的です。
私は、学資保険は解約しましたが、収入保障保険を契約しています。
一家の大黒柱が亡くなってしまった場合、公的保証制度がありますから、残された家族が生活費にいくらたりないか確認し、不足分を収入保障保険で補うようにしましょう。
以下の記事で、収入保障保険についても書いていますので参考にしてください。
学資保険は解約!貯蓄や長期投資、収入保障保険で備えましょう。
学資保険は子供を思う親の気持ちを利用した悪魔の契約です。
私も、妻の両親もこの心理につけこまれました。
貯蓄としては元本割れのリスクを抱え、保険としては中途半端、投資としては手数料の高い割の悪い商品です。
貯蓄や長期投資、収入保障保険で将来に備え、学資保険は解約しましょう。