野球が好きな長女(9歳)と息子(6歳)のために、少年野球チームに入ろうと体験会に参加してきました。
休みの日に公園で親子野球をやっているだけでも楽しいですけど、やっぱり野球はチームでやるスポーツだし、個人ではグラウンドの確保ができませんからね。
ちなみに、決して子どもたちに「野球チームに入れ」と言ったわけではありません。
「野球チーム入る?」と子どもたちに聞いたら「入る!」と返答が来たのでじゃあチームを探すかって感じです。
参考記事:子供に野球をやらせたい!やる気満々で楽しくやっている親子がその方法を教えます
とりあえずチームに入ってから野球が好きになる子もいるでしょうけど、やるのは本人たちですからやりたい気持ちが先にあった方が絶対に良いですよね。
野球が好きになってくれているようで何よりです。
地元強豪チームの体験練習に参加
地元にある少年野球チームの体験に参加しました。
実は、最初は『ポルテ』というベースボールスクールに入団させようかなと考えていたんです。
ただ、良くも悪くも『ポルテ』は初心者向けと言うか、レベルが上ってくると物足りなくなってしまうという話をネット上では見ます。
活動場所がちょっと遠いし、わざわざ行くなら地元のチームでもいいかなぁと考えたり。
2021年4月30日追記
ポルテの体験練習に参加してきました!
参考記事:野球教室ポルテの評判は?実体験からメリットデメリットをお伝えします
地元チームの体験に行きましたが、どうやらそのチームでは地域でも1位、2位を争う強豪チームのようです。
別に「強いチームに入団させたい!」とか、そんなつもりはないんですが、たまたま行ってみようと思ったチームが調べてみたら強かったって感じでした。
事前にメールで体験に行かせてもらうことと、いくつか確認しておきたいことを訪ねます。
活動頻度や費用、いわゆる『お茶当番』について確認
メールで尋ねた内容は以下の通りです。
- 活動内容
- 費用
- 親の役割について
それぞれ、こんな回答をいただきました。
活動頻度
強いチームだから、毎週土曜日か日曜日は練習かな?と思って問い合わせておきます。
活動日は、土日祝の9:00~17:00です。
えっ!?毎週土日やってるんですか!
私が小学生の頃は、町内会のソフトボールくらいしかやっていなかったので、ちょっと甘く見てました。
いや、チームが強豪だからなのか?
と思って知人に聞いたりすると、土日祝活動は最近当然みたいでして。
いやー、今どきの小学生は忙しいだろうなぁ。
本当に最近の若い人たちには頭が下がりますよ。
費用
月謝2,000円
入団費1,000円(スポーツ保険)
※他、ユニフォームや靴など、市販品含めて2万円くらいかかります。
グローブやバットも揃えると3万~4万くらいは必要かもしれません。
親の役割
親が関わるのがイヤだとかそんなことではないのですが、現実的に親が付き合えるレベルの関わり方なのか確認しておきました。
- 最低限グラウンドまでの送迎(ずっといる必要はない)
- チームで所有しているジャグの清掃(夏場のみ。月に1回から2回)
ずいぶん楽なんですね。
いわゆる『お茶当番』みたいなのはないようです。
子どもの人数が減って、どこのチームもメンバーの確保が大変でしょうから、こういった制度は減っていっているんでしょうね。
ちなみに、個人的にはある程度の親の負担は当たり前だと思います。それが子どもたちの役に立つことならやるべきです。
そもそも、地元の少年野球チームの監督やコーチは基本的に『ボランティア』ですよね。
- 頼まれてやっている人
- 好きでやっている人
- なんか知らんけどやってた人
いろいろあるとは思います。
とにかく『監督やコーチを無償で務めている』という事実に対しては敬意を払うこと以外なにもありません。
そして、その敬意に対して『お茶当番』という制度が始まったのでしょう。敬意に対する行為が『善意』であればOKですが、『義務』になると続きません。
それが過剰になって一部で問題視され『子供のスポーツチームはお茶当番が大変である』というイメージがついてしまったのかもしれませんね。
これは、双方にとって不幸なことだなと思います。
練習内容
練習内容はこんなこんな感じでした。
- キャッチボール
- ノック
- 試合形式のゲーム
キャッチボールではコーチ(子供の親だよねたぶん)に長女は丁寧に教えてもらっていました。感謝です。
親が練習手伝ってもいい良いそうです。
これは考えていなかったのですが、たまには野球したいと思うのでちょっと楽しそうと思いました。
少年野球とは思えないレベルの高さに震える
体験練習は『幼稚園~小学校4年』までの練習に混ぜてもらう形でした。
5,6年生は試合に行っているそうでして。
そのうち5,6年生が帰ってきてバッティング練習とノックを開始したのですが…
いやー、レベルの高いこと高いこと。
昔、私が所属していた草野球チームより断然うまいです。
まぁ、野球未経験者もたくさんいた草野球チームだったので比べるのが間違っているんですけどね。
でも、冗談抜きで高校野球の地方大会一回戦で負けるチームより強いんじゃないか?っていうレベルでしたよ。
基本プレーはもちろんのこと、特に守備では球際の強さが印象に残りました。
これは強いわ。
上位なのも納得。
どうしても納得できなかった監督の行為
ただ、どうしても納得できなかった監督の行為があったんですよね。
1年生くらいの男の子が試合形式のゲームで三振し、ふてくされていました。
悔しかったんでしょう。
練習に参加せずグラウンドの端っこに座り、草をむしって投げています。
そこに、通りかかった監督が近づいていって…
手袋でその子の頭を『ペチン』と。
…
うーん…
いや、その程度のことで「暴力だ!」とか「体罰だ!」とか騒ぐつもりはありません。
ただ、そこでの「ペチン」にはどういう意味があったんでしょうか?
- そんなことでふてくされんなよ
- 練習しないとうまくならんぞ
- 悔しい気持ちを忘れんなよ
そんな思いが込められていたのかもしれないです。
ただ、もしそうなら『そう言葉をかけてあげる』だけで良くないですか?
そんな甘っちょろいチームじゃないというチーム方針もありでしょう。
それならそれで、『何もしない』で良いんじゃないかなと。
家に帰ってからもペチンの意味を考えたんですけど、やっぱりわかりません。
…
私も、その一瞬だけを切り取ってこんな風にブログで書いているのも良くないのかもしれないなと思っています。
普段の監督やコーチと子どもたちの関係を知らずに書いているので。
全体的に、子どもたちに挨拶や礼儀を重んじる良いチームでしたよ。
強いしね。
あと、お土産にプロ野球チップスいただきました。
ありがとうございました。
指導ってめちゃくちゃ難しいと思う
指導に正解ってないですよね。
相性ってもんもあるでしょうし。
- 昔はダウンスイングが推奨され
- いやいやレベルスイングが正しいと言われ
- 最近はフラレボや柳田の影響でV字が良いと言われ
結局どれが正しいかなんてわからない。流行りも相性もあるわけです。
急にスケールの大きい話になりますが、あの『鈴木一郎』も一本足打法を矯正されて1年目は2軍でメチャメチャバットを折っていたそうですが、荒井コーチという相性の良い指導者に出会って振り子打法を編み出し、仰木監督というアイデアマンに出会い『イチロー』という個性を与えられてスーパースターになりました。
一歩間違えばイチローは誕生していなかったかもしれないし、逆に無名のまま終わった選手でもスーパースターになっていたかもしれないわけです。
こればっかりは一度きりの人生ですからわかりません。
いろいろ体験してチームを選ぶべき
結局『いろいろ体験してみないとね』ってことです。
体験してみないとわからないことってたくさんありますし、他を知らないと比べようもありませんから。
私のこんな意見も、入団される側のチームからすれば「じゃあ別のチームに行ってください」ってだけでしょう。
入団してくれって言われているわけじゃないですからね。
だからこそ一度入団すると決めて、よっぽどのことがない限りはチーム方針や指導者の皆さんを信頼しておまかせするべきだと思います。
なので、納得できるチームを見つけるためにいろいろ体験をしないと思うわけです。
最終的には子どもたちの意見を尊重したいと思っています。
そのために親は「たくさんの機会を与えてあげる」。
これが親の役割なのかなと思います。